8020運動とは

8020運動とは、厚生労働省と日本歯科医師会が展開している、「80歳になっても20本以上、自分の歯を保ち一生自分の歯で美味しいものを食べて、楽しい食生活を送りましょう。」というキャンペーン運動のことです。親知らずを除く28本の歯のうち、少なくとも20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、おいしく食べられるからです。
歯を20本残すためのケアを始めるのは、早ければ早いほど良いです。年代ごとにみてみても、現実には、10代で歯を失う人は少ないですが、20代になると、親知らずの問題もあって、歯を失う人が増えてきます。また40代を過ぎると、一気に歯を失う人が増加します。これは、歯を失う原因が「むし歯」から「歯周病」へとシフトしてくるからです。むし歯と歯周病では、原因となる細菌の種類が違うので、ケアの仕方も当然ちがってきます。